矯正中も食べやすい物とは

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矯正中は少なからず痛みが伴います。特に、ワイヤーを調整した直後などは、何もしなくても痛みを感じることがあり、食事となれば更に痛みを感じることもあるでしょう。

個人差はありますが、矯正中の痛みから食欲がなくなったり、体重が落ちてしまう人もいるようです。食欲がなくなってしまうと、集中力が低下したり、栄養不足になり風邪をひきやすくなったり口内炎が出来てしまいます。そうならないために、矯正中でも食べやすいものを紹介します。

Contents

矯正中でも痛くない食べ物

おかゆ

おかゆは水分量によってお米の柔らかさを変えられるため、ワイヤーを調整した初日など痛みの強い日は、噛まずに食べられるおかゆを用意するといいです。主食の代わりになるので、トッピングなどで栄養バランスを補いましょう。

豆腐

お豆腐も柔らかく冷奴や湯豆腐、麻婆豆腐、豆腐ハンバーグなどお豆腐を使ったお料理はバリエーションが多いので味に飽きにくいでしょう。自宅に豆腐を常備しておけば、メニューも考えやすいかもしれませんね。

うどん

讃岐うどんのようにコシが強いうどんではなく、柔らかいうどんは矯正中でも食べやすいでしょう。うどんは自宅でも簡単で作りやすいですし、外出先でもうどんが食べられるお店は比較的多いので、急な外食の時のために覚えておくといいかもしれません。

柔らかいパン類

ふわふわのパンや、口に入れれば溶けるような質感のパンであれば、噛む力がほとんど必要ないためオススメです。食パンをスープなどに浸して食べてもいいでしょう。パンの耳などの少し歯応えのある部分は取り除くか、小さくちぎると食べやすいです。

卵料理

ふわふわの卵料理であれば、噛む力も咀嚼回数も少なく食べられます。卵焼きやスクランブルエッグにオムレツなど、固まりすぎない程度に火を通し、毎日の料理にプラスして栄養のバランスを整えましょう。

煮物

ホロホロと崩れるような柔らかいお魚やクタクタに煮たお野菜などの煮物も食べやすいでしょう。特に白身魚などは繊維がほぐれやすいのでおすすめです。

挽肉を使った料理

お肉が好きな方は矯正中でも肉料理が食べたくなることでしょう。ステーキなどはしっかり咀嚼が必要になり、痛みが強い時は食べられませんが、挽肉を使ったハンバーグやミートボール、鶏団子などは比較的食べやすいです。

マッシュポテト

マッシュポテトはペースト状の食べ物なので噛まずに食べることが出来ます。少しアレンジをしてゆで卵や玉ねぎなど食べやすいものを加えてポテトサラダにしてもいいですね。

ヨーグルトやプリン

ヨーグルトやプリンなどの柔らかいデザート類も噛む必要がないので、食べやすいでしょう。特にヨーグルトは腸内環境の改善にも役立つため朝食に取り入れたり、軽く済ませたい食事などにサッと食べることができます。

矯正中は食べ方を工夫しましょう

矯正中でも食べやすい、柔らかい食べ物をご紹介しましたが、矯正の治療期間は年単位です。さすがに飽きてきたり、アレンジの幅も限界が来るでしょう。

しかし食べ方を工夫することで、歯応えのある野菜や果物類でも食べることができます。リンゴや人参などは摺ってヨーグルトにかけたり、お野菜が大好きな人であれば、それらをミキサーに入れて、スムージーにして飲むのもいいでしょう。スムージーは栄養が摂りやすい上に、ベースとなる味を変えながら食欲がない時でも栄養補給ができます。

他にもポタージュや野菜のコンソメスープにしてみたり、リゾットや雑炊に砕いて入れてみるのも効率よく栄養を摂取出来るでしょう。唐揚げやとんかつなどの肉料理でもお肉を細かくすることで食べやすくなったり、鶏団子にも豆腐を混ぜて作り、ソースを変えてアレンジをすることで味変が楽しめます。

矯正中は避けたい食べ物

痛い時には柔らかいものしか食べられなくなってしまいますが、少し痛みが和らぐと通常通りの食事をしてしまう方もいらっしゃいます。そんな時にうっかり食べてしまって問題になりやすいのが、硬いお煎餅や、歯にくっつくキャラメル、胡麻などの小さく歯に挟まりそうな食べ物です。

硬い食べ物でも、奥歯で食べることができれば痛くないことがありますが、硬い食材のものは咀嚼するときの負荷が原因で矯正装置が歪んでしまったり、キャラメルなどの歯や装置にくっつきそうな食べ物の場合、それらにくっついてしまっては、剥がすときに無意識に力が入ってしまい、調整したワイヤーなどが影響を受けることがあります。

また、ゴマなどの小さい食べ物が複雑な矯正器具についてしまうと、取り除くのが難しくなります。きちんと取り除かれないと、そこから虫歯や歯周病の菌が繁殖し、口臭の原因にもなってしまう可能性も十分あるため、なるべくこれらの食材は控えた方がいいでしょう。

矯正中はお口の中の違和感や痛みから食欲がなくなってしまったり、柔らかいものを好み栄養が偏りがちですが、炭水化物は脳や体を動かすエネルギーや体温になり、タンパク質は血や筋肉、皮膚、骨、臓器、毛髪など身体の構成成分として最も大切な栄養素と言えます。野菜やきのこ類、海藻などの副菜はビタミン、ミネラルを多く含むので、タンパク質、脂質、糖質の分解や合成を助ける働きがあるので体調管理には欠かせない栄養素です。副菜は不足しがちになるので積極的に取り入れましょう。

健康あっての矯正治療なので、朝・昼・夕としっかり三食取り、食事のバランスを考えながら健康を維持出来るように過ごしましょう。

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