インビザラインブラックダイアモンドドクターとは
インビザラインブラックダイアモンドドクターとはマウスピースのメーカーであるアラインテクノロジー社がマウスピース型矯正の実施数、経験症例数に応じて年に1度行う実績評価のことです。
インビザラインを扱う歯科医師には症例数に応じた7つのランクがあります。
年間治療数が1件以上を「ブロンズ・プロバイダー」、11件以上を「シルバー・プロバイダー」21件以上を「ゴールド・プロバイダー」51件以上を 「プラチナ・プロバイダー」101件以上を「プラチナエリート・プロバイダー」151件以上を「ダイアモンド・プロバイダー」という順に経験症例数が多くなり、さらに「ブラックダイアモンド・プロバイダー」というランクは、他を大きく引き離し、インビザラインの年間治療数401件以上のドクターのみが受賞することができる国内最高ランクの称号になります。
インビザラインについて
インビザラインとはアメリカで1998年に開発されたマウスピース型矯正装置を使用した矯正治療システムの名前を「インビザライン」といいます。現在ではアメリカ、ヨーロッパ、アジア、太平洋地域など世界中で行われている矯正治療です。
世界中では500万人以上の方がインビザライン治療によって矯正治療を行っています。インビザライン矯正治療は、コンピューターで歯の動きを計測して行うので無駄な動きがありません。そのためトータルの治療期間は従来の装置とほとんど変わらず、症例によって早まるケースもあります。
コンピューターによる矯正移動のシュミレーションは全世界410万人以上の過去のインビザライン矯正の臨床データを分析して、一人ひとりに合った治療計画を立てることができます。一般的には、2週間に1度のサイクルで、ご自分で新しいマウスピースに交換していただきながら、少しづつ歯を理想的な位置に移動していきます。
装着の注意点としては、食事をとる際や、歯みがきをする際にはマウスピースを外していただく必要があり、さらに一日20時間以上の装着が必要となります。食事や歯みがきの際に、矯正装置であるマウスピースを外すため、お口の中を清潔に保つことができます。矯正装置による食べ物の詰まりや、磨き残しも他の矯正装置に比べ、格段に減ることも期待できます。
またマウスピースは薄く透明な樹脂で作られているため、治療中であっても矯正装置が目立ちません。そのため接客業や人前に出るお仕事をされてる方や芸能人の方々に人気の治療法となております。
さらに矯正治療と聞くと、痛みについて不安を持たれる方もいらっしゃいますが、従来のワイヤー矯正などに比べると痛みは格段に少ないです。その理由としては、従来のワイヤー矯正は装置からワイヤーが飛び出してしまい、ほっぺの内側に刺さる事があったり、舌が装置との摩擦で切れてしまうなどのケースがありましたが、インビザラインはマウスピースのため怪我が一切ありません。さらに歯が矯正で動いてくると歯と歯がぶつかってしまい痛みを感じます。
従来のワイヤー装置だと常に上の歯と下の歯が接触してしまうため、それだけでも痛みを感じてしまいますが、マウスピース矯正は上と下の歯が直接接触する事はなく、マウスピースによって歯が守られている状態になります。
咬む力が直接加わらない状態で歯を優しく移動させていく他に、1枚のマウスピースでの歯の移動量を計測するため、最適な優しい力が歯に加わるように作られています。
マウスピース型矯正は対応できる症例が現在では限られていますが、今後様々な症例への対応ができるように常に開拓されています。マウスピース型矯正はマウスピースメーカーによるサポート体制が整っているため、最近では一般歯科でも取り扱うクリニックが出てきています。
しかしながら、矯正治療には骨格や噛み合わせを考えた綿密な治療計画が必要であり、それはドクターの経験やクリニックの設備によって支えられるものです。とある歯科医院では「インビザラインでは治療ができない」と言われてしまったり、「抜歯が必要なのためインビザラインだけでは矯正治療はできない」と言われたり、あるいは「外科矯正が必要でインビザラインでは治療ができないかも・・」などの症例であってもブラックダイアモンドプロバイダーを受賞している歯科医院であれば、インビザライン矯正で治療ができる可能性があります。マウスピース矯正の適応範囲は簡単な歯の移動な症例だけと思われがちですが、そうではなく、「インビザラインドクターの技術」が深く関係してきます。インビザライン治療をされるのであれば、ある程度の症例数がある矯正歯科医院でのインビザライン治療を推奨いたします。また、海外の多くの症例を勉強しインビザラインの治療方法を研究されている医院だとより安心かと思います。インビザラインには、年間の症例数に応じて歯科医師に与えられる全世界で統一された基準の称号があるため、歯科医師がどれほどの経験があるのかが一目でわかるようになっています。症例数がそのまま信頼へと結びつくものではありませんが、ダイアモンドステータス以上の実績のある大分の歯科医院で治療されることをおすすめします。