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口臭の予防

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日常生活でできる予防法

唾液の分泌を増やす

唾液は、噛んだり、話したりすることで、唾液腺から分泌されます。長時間にわたり口を動かさないでいると唾液が減ってしまいます。また唾液の分泌は自律神経の影響も受けるため、ストレスがあると減少します。

規則正しい食事

不規則な食生活は、口臭をひどくします。口臭を抑えるには唾液の分泌を盛んにすることが第一です。朝食を食べないと唾液の分泌が促進されず、口中の雑菌は減りません。 食事の時間が空くときはガムを噛むと唾液が出やすくなるのでお勧めです。また、栄養バランスを考えて、できるだけ多種類の食品をとることや、胃に負担をかけないため就寝の2時間前からは食べないようにして睡眠中の胃を休ませてあげることなどが大事です。

アルカリ性食品を積極的にとる

カルシウムやナトリウム、カリウムを多く含む緑黄色野菜や海藻類などのアルカリ性食品を積極的に摂取することをお勧めします。ポリフェノールを多く含む緑茶やウーロン茶も良いです。また、クエン酸を多く含み、口の中の雑菌の繁殖を抑制する梅干しも口臭の予防効果があるといわれてます。とくに、口臭が強くなる朝は、唾液の分泌を促すためにもきちんと食事をとりましょう。

水分をこまめにとる

唾液が少なくなり口の中が乾燥してくると、口臭が出やすくなります。唾液の分泌を促すためにも、水分はこまめにとって、口の中の乾燥に気をつけましょう。

口の中を清潔に保つ

舌に付着した舌苔や、雑菌が引き起こすや歯周病は、口臭の最も大きな原因です。起床時、就寝前や食後の丁寧な歯みがきなどで、口の中を常に清潔な状態に保つようにしましょう。

鼻呼吸の習慣をつける

「気がつくといつも口が開いている」「口の中がすぐ渇く」という人は「口呼吸」をしている可能性があります。口呼吸をすると口の中が乾燥し、雑菌が繁殖しやすくなるので、なるべく口を閉じて鼻で呼吸する習慣をつけましょう。

マッサージで唾液腺を刺激

耳下腺マッサージ
ほおに指をそろえて当て、後ろから前へ円を描くようにする。

顎下腺マッサージ
顎の内側を耳の下から顎の先に向かって指先で押していく。

舌下腺マッサージ
両方の親指をそろえて顎の下に当て、ゆっくりと押し上げる。

口臭の対処法

「口内体操」で、唾液の分泌を促す

黙ったまま口をずっと閉じていると、唾液の分泌が少なくなり、口臭を発しやすくなります。口や舌を動かす口内体操で唾液の分泌を促しましょう。口内体操は、まず上下の歯をカチカチと噛みあわせます。次に、2分くらいかけてゆっくりと、舌を口の中で左右それぞれ12回ずつぐるぐる回します。また、「パピプペポ」の発音の繰り返しも効果があります。

口臭予防効果のあるガムやスプレーを活用する

外出先やオフィスなどで、口臭が気になっても歯みがきができないときは、口臭予防効果の高いガムやスプレーを活用しましょう。また、しゃべる機会の少ない人は、唾液の分泌を促すガムを噛むのがおすすめです。

病院で診察を受ける

口臭は一度気になると、人前で話すのが苦痛になり、他人とのコミュニケーションの妨げにもなりかねません。強い口臭があるときは、歯科や内科の診察を受けましょう。また、実際は他人が認識するような口臭がないにも関わらず、本人だけが口臭を強く意識しすぎてしまう、口臭恐怖症という症状もあります。このようなときには、心療内科を受診してみることもおすすめです。

口臭のセルフチェック

口臭は自分ではわかりにくいものです。
以下の項目に当てはまる方は、ぜひセルフチェック方法で確認してみてください。

  • 口臭があると他人から指摘を受けたことがある
  • 唾液が少なく、常に口の中が乾いている
  • まだ治療をしていない虫歯がある
  • 口の中がネバネバする
  • 歯みがきが毎日の習慣になっていない
  • 口内炎がよくできてしまう
  • たばこ・お酒・コーヒー等が好き
  • 生活が不規則になりがち
  • 食生活が乱れて偏食気味になっている
  • 歯みがきをすると出血する
  • 胃腸が弱い
  • 鼻や喉に慢性的な病気がある

⒈唾液でチェック

舌の上や歯と歯ぐきの溝部分などを指で触ってみて、付いた唾液の匂いを嗅いでみてください。唾液が臭いと、それが乾燥して口臭の原因になるので、要注意です。

⒉コップやビニール袋に息を入れてチェック

この方法は簡単で、匂いがわかりやすくなっています。しかし、起床直後は「生理的口臭」と言って、就寝中に唾液が少なくなり、細菌が繁殖しやすいため口臭があります。唾液が出てくれば解消するので、日常の口臭とは別のものになります。

⒊口臭チェッカーでチェック

病院で使用しているものと精度は違いますが、市販の口臭チェッカーもあります。客観的に数値が出ますので、セルフチェックで不安な方には、おすすめです。口臭は、ほとんどの人に発生します。慢性的な口臭は、深刻なケースとなる場合もありますが、たまに臭う程度の口臭であれば、正しいオーラルケア習慣で簡単に予防できます。毎日のブラッシングなど、お口のケアを心掛けてください。

臭予防の正しい歯みがきの仕方

歯垢のつきやすい歯の裏側、奥歯、前歯、奥歯へと1本ずつ順番に磨き、上下とも終わったら歯の表側を磨きます。歯垢が溜まりやすい奥歯は、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの間に垂直に当て、毛先が歯周ポケットに入るよう、小刻みに横方向にブラッシングします。歯ぐきなどを傷つけないよう、力の入れすぎに注意しましょう。

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